自分の人生振り返ってわからなくなることがある。
前向きに生きられたから症状が軽かったのか?
症状が軽かったから前向きに生きられたのか?
ということだ。
急性錯乱、これ以上の屈辱なんてあんまりない
だろう。そういう体験をした後で、それをどう
受け止めるか。それはそれぞれの体験者に
課せられた課題だと思う。
失った人生に対する執着心、はたまた分岐して
別れたほかの人の人生に対する羨望みたいな
もの、そういったたぐいの人間臭いもの。
逆に病気のさなかで体験する「神秘的」なものに
対するこだわり。手放すのか、封印するのか、
それとも何か「活動」を始めるのか、その他。
私の場合でさえ、いろいろ折々のハードルは
あったと思う。
まあ、一応症状は落ち着き、病気の痕跡が表面
から消え去った後も、再発とかかわるハードルが
ある。
熱を帯びさせてしまうものとのつきあい。例えば
2010年代で説明すると反原発運動みたいな感じ
のもの。双極性障碍みたいな要素を抱える人に
とっては健常者とまったく違う文脈を帯びる。
熱を帯びるようなものに入れ込むと病気の相自体
が代わることがある。
病気の相が代わることで、内側で静かにしていた
双極性障碍的なものが表面近くに浮かび上がり、
本人の力ではコントロール不能のような感じの気分
の変動を繰り返すようになる。そのことによって周囲
の本人への態度もまったく変化してしまう。
大小の分岐点がある。そして、その分岐点をまたいで
しまったことはもう過ぎ去ったことで悔いても仕方がない。
また、よく見れば同情の余地なしといえないこともない
かもしれない。
双極性障碍の要素をもっていると、普通の人にとっては
よい出来事も悪い出来事に転化しやすい。
何かの成功、努力の結果の有能感、恋人ができただの
そういうことは躁状態を招きやすい。高揚した気分を
自分の内側に収められるかどうかは病気の相とも関わって
くる。気分の高揚感自体、自覚できる人もいればできない
人もいる。
そういった事情で非定型精神病は事後処理も結構いろいろ
問題がある。前向きに生きさえすれば再発を免れるかという
とそうでもないだろうと思う。私の場合は家族関係がラクだった
ように思う。
ものを考える力。これはいいほうにも悪いほうに転ぶので一概
にはいえない。語彙が少ないのは自分の問題を相談員などに
説明するのも難しくなるし、自分自身で理解することも困難にす
る。発想を変えるということも難しくなるが、複雑に考えないという
意味ではいい点もあるだろう。自我肥大みたいなものは言葉の
エネルギーを燃料にしているようにも私には思えるのでものを
考えられることは光と影の両面があると思う。
はじめての方へ
私が入院したのは1992年と93年のそれぞれ春です。入院期間は短く、現在も小さな症状があるくらいです。非定型精神病に典型ってあるのかどうかわかりませんが、今は精神病者と健常者の狭間にいるような感覚です。外来は最初から途絶えることなく続いてますし、服薬のほうは一生つづくでしょう。病気の理解の助けになるかどうか知りませんが、ある種の人間の理解の助けにはなるかもしれません。
P.S 読んでいただいている奇特な少数の読者さまへ
おかげさまで、毎日読んでくださる人もいらっしゃるよう
になりました。当事者の方もいらっしゃるのでしょうか。
状況は異なれ、何か役立てられたら幸いです。急性状態を
体験されたことはさぞ大変だったことでしょう。でも、
まだ人生は終わっていません。その後の分岐点もさまざま
でしょうけど、希望の光、ともし続けてください。ゆらめく
ことはありましょうけど、大事に守ってあげてください。
p.s2 ブログの文章中には論証しようとか説得しようという
意図をもったものはありません。単に一個人からみたら
P.S 読んでいただいている奇特な少数の読者さまへ
おかげさまで、毎日読んでくださる人もいらっしゃるよう
になりました。当事者の方もいらっしゃるのでしょうか。
状況は異なれ、何か役立てられたら幸いです。急性状態を
体験されたことはさぞ大変だったことでしょう。でも、
まだ人生は終わっていません。その後の分岐点もさまざま
でしょうけど、希望の光、ともし続けてください。ゆらめく
ことはありましょうけど、大事に守ってあげてください。
p.s2 ブログの文章中には論証しようとか説得しようという
意図をもったものはありません。単に一個人からみたら
こう見えるというものにすぎません。仮設的な思考の計算
用紙、あるいは個人用のネタ帳といったところです。
P.S3 現在の診断は統合失調症です。内側から見た統合失調症と本来しなければならないのですが、まぎらわしいのですが、タイトルはそのままとし、概要のほうで調整することにしました。まあ、心因反応と最初につけられた後の病名が非定型精神病で、その時期が長く、主治医から見ると、非定型精神病寄りの統合失調症ということなのでしょう。(聞いたことはありません)(2015・05・08)
P。S4 あともう一点重要な修正があります。私が最初に精神病で入院したのは91年で再発したのは92年のようです。履歴書用の暦でしらべたら、そういうことになりました。85年に大学に現役で入学し、留年とかはせずに、大学院も修了し、会社の研修期間中に発病。その翌年に再発です。修正があるときには、上書き方式をとらず、コメントで調整しようと思います。修正の履歴が残ったほうがいいと考えるからです。(2015・05・08)
P.S3 現在の診断は統合失調症です。内側から見た統合失調症と本来しなければならないのですが、まぎらわしいのですが、タイトルはそのままとし、概要のほうで調整することにしました。まあ、心因反応と最初につけられた後の病名が非定型精神病で、その時期が長く、主治医から見ると、非定型精神病寄りの統合失調症ということなのでしょう。(聞いたことはありません)(2015・05・08)
P。S4 あともう一点重要な修正があります。私が最初に精神病で入院したのは91年で再発したのは92年のようです。履歴書用の暦でしらべたら、そういうことになりました。85年に大学に現役で入学し、留年とかはせずに、大学院も修了し、会社の研修期間中に発病。その翌年に再発です。修正があるときには、上書き方式をとらず、コメントで調整しようと思います。修正の履歴が残ったほうがいいと考えるからです。(2015・05・08)
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